サラミ山カルパス

サマーウォーズのサラミ山カルパスのレビュー・感想・評価

サマーウォーズ(2009年製作の映画)
4.5
6年ぶりに観たけど改めて話がぶっ飛んでてワロタ。象徴的な栄おばあちゃんの営業電話シーンが示している通り「何を話すか」という具体的な中身よりも「誰がどう話すか」という語り手と情熱の方が遥かに大事であることは映画そのものにも言えるだろう。そう、この映画は人工知能に仮想空間、数学といった理系要素をふんだんに盛り込みながらも、その根底は「パッション」なのだ。エビバディパッションなのだ。細かな理屈は抜きにして、クライマックスに向けて観客のボルテージを上げていくのがまあ上手い。細田守の性癖が爆発していることには目を瞑り、盛大な拍手を送ろうじゃないか。

この映画で一番泣けるシーンはキングカズマの「師匠っ!」です。異論は全然認めます。
サラミ山カルパス

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