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ミリオンダラー・ベイビーのphageのネタバレレビュー・内容・結末

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

人生2回目の鑑賞。やはり見入ってしまった。
イーストウッド監督は自身の演出がお見事ですね。頑固で不器用な指導者が本当に似つかわしい。

女は育てないとつっぱねるフランキーと、食い下がるマギー。スポ根感があり冒頭はついワクワクしてしまう。同時にマギーの折れない心に胸を打たれる。いや、彼女のひたむきさの前に、自分の怠惰さが浮き彫りになって冷水をかけられた気分になるという方が正しいだろうか😱

指導の腕は確かにフランキーと、必死についていくマギーの師弟関係。マネージャーに一旦は放り投げるも、試合では裏事情から負けさせるようなアドバイス。そこで割って入るフランキー。この演出は定番なのかもしれないが実に良い。

モーガン・フリーマンの昔話やらから、それとなく暗示される未来。やがてその時はやってきて、脊髄損傷の四肢麻痺に。
父親がアクセルを森へ運んだ話。あの何気ない話が終盤になって効いてくる。

とにかく感情を揺さぶられる展開の嵐。名作でしょう…😳
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