「ボクサーは皆頑固者だー。」
かつて一流の“カットマン”として治療において右に出る者はいないと名を馳せた老トレーナー、フランキー。今や田舎の寂れたボクシングジムでひっそりと暮らすだけの毎日を過ごす彼のもとにプロボクサーを志す一人の女性が転がり込む。
彼女の名はマギー。フランキーの旧友で今はジムの雑用係を受け持つ元ボクサーのエディの目に留まり彼女はボクサーとして磨かれていくが…
貧しくも強く、美しく生きた3人の物語。
先日ふとprimeにて鑑賞
イーストウッド作品は(恥ずかしながら)ダーティハリーをチラチラと観たことがあるぐらいでしかなく、今作の衝撃はとても大きかったです。
終始静かに落ち着いた編集とサントラながらも鋭いセリフやカメラワークに目が離せませんでした。
アメリカの貧民層にスポットを当て、ボクシングを通じて共鳴し合う3人がそれぞれに輝いていました。
イーストウッドはもちろん、モーガン・フリーマンの変わらない渋さには痺れます。彼の低く味のある声は映画全体を引き締めます。最後の衝撃には感涙。
頑固で、不器用。それでも“芯”がある彼らの生き方に感動。
ファルコンがワンパンで負けたのは笑いましたが笑