すのもも

ミリオンダラー・ベイビーのすのもものレビュー・感想・評価

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)
4.2
単なるサクセスストーリーではなく、描かれるのはトレーナーとボクサーの深い絆。その深さには流石イーストウッドと言わざるを得ない。

「生きることは死ぬこと」
未来を失ったマギー。ベッドの上でしか生きることができなくなってしまった彼女の試合で負った傷からは見えない血が流れ続ける。
治療をせずに見えなくなってしまったエディの目と同様、止血をしなければ彼女はボクサーとして死んでしまう。最期は人と人としてではなく、人生を戦い抜いたボクサーと止血治療(モルヒネ投与)を施すトレーナーの姿に見えた。

モクシュラ(愛する人よ、お前は私の血)
まるでマギーの死を望んでいるかのような財産目当ての家族とは反対に、フランキーが彼女に事実上での死を迎えさせることを拒んだのは本当の家族の絆よりも深い愛がそこにあったから。

モーガンフリーマンの安心感。。
すのもも

すのもも