この映画はもっと知られるべき。
1920年にアメリカで実際に起きた冤罪(とされている)事件がテーマ。つくりは古いものの、モリコーネの素晴らしい音楽も相まって万感胸に迫るものがあり、ぜひ今の時代に観るべき内容だと感じました。
2人のイタリア人が処刑されたこの「サッコ・ヴァンゼッティ事件」の背景にはイタリア移民やアナーキストへの偏見があり、アメリカ史の汚点的冤罪と言われているそうです。
当時の実際の映像も含まれていてとてもリアリティがありました。ぜひ事前に事件の概要を知ってから観ることをお勧めします。前半はクロースアップの多用などちょっとクセがありますが、後半は1秒も目が離せません。