テロリ

死刑台のメロディのテロリのレビュー・感想・評価

死刑台のメロディ(1971年製作の映画)
4.5
この映画はもっと知られるべき。

1920年にアメリカで実際に起きた冤罪(とされている)事件がテーマ。つくりは古いものの、モリコーネの素晴らしい音楽も相まって万感胸に迫るものがあり、ぜひ今の時代に観るべき内容だと感じました。

2人のイタリア人が処刑されたこの「サッコ・ヴァンゼッティ事件」の背景にはイタリア移民やアナーキストへの偏見があり、アメリカ史の汚点的冤罪と言われているそうです。

当時の実際の映像も含まれていてとてもリアリティがありました。ぜひ事前に事件の概要を知ってから観ることをお勧めします。前半はクロースアップの多用などちょっとクセがありますが、後半は1秒も目が離せません。
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