エンニオ・モリコーネのHere's to youがEDとして使用されている。
同じメロディを延々と繰り返すだけの曲だが、物悲しい曲調と歌詞が聴く者の琴線に触れる。
この曲を聴くためだけの作品と言っても過言ではない。
映画内容はたいして面白くない。
さて、肝心の内容についてだが、20世紀初頭のアメリカにおける差別問題を本作品はテーマとしている。
カースト上位に位置する白色人種の間においても、更に細分化されたカーストが存在する。
当時のイタリア系移民は、カースト下位の白人として惨めな扱いを受けていたそうだ。
冤罪により死刑となった二人に合掌。
まあ、そんなイタリア人も母国じゃアメリカと似たような差別意識を有色人種に対して持っていたそうだし、"所変われば品変わる"ならぬ"所変われば人変わる"だよな。