いんしょーと

天使のいんしょーとのネタバレレビュー・内容・結末

天使(1937年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ルビッチ監督作6作目。
なぜだか前半の「浮気」の場面ではそこまで心躍らず("天使"が私には狡く見えたからかな)、その事実を悟りながらも夫婦関係の再生への示唆を残して去る夫…それをまた追いかける背中…に痺れました。いっときの感情よりも成熟した関係を選ぶのは現実的で、元々夢など無かったかのように。
一本前に観たのが「街角 桃色の店」で、恋のワクワクを堪能したところだったので、こういう渋いのも撮るんだ…と振り幅を感じた