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いちご白書のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

いちご白書(1970年製作の映画)
3.3
ジェームズ・クネンのノンフィクションをもとに、1968年のコロンビア大学の学生運動を描いた青春映画。
監督はスチュアート・ハグマン。
題名の由来は、学部長ハーバート・A・ディーンの発言「学生たちが言っていることは、学生たちがイチゴの味が好きだと言うのと同じようなものだ」による。( 学部長は意味(主旨)が違うと否定)
カンヌ国際映画祭審査員賞受賞。
原題:The Strawberry Statement  (1970)

ボート部のノンポリ学生サイモン(ブルース・デイヴィソン)は、ストライキ中の活動家・女子学生のリンダ(キム・ダービー)に一目惚れ。彼女に引かれ学生闘争に参加する。
大学を占拠中の学生たちに業を煮やした大学側は、武装警官隊を投入。催涙弾とこん棒を使って強制排除をはかる…。

日本ではフォーク・グループ、バンバン(作詞作曲は荒井由実)の「『いちご白書』をもう一度」(1975年)のヒットもあり、一時ちょっと伝説化されたが、学生運動が盛んだったあの時代を経験した人たちには、ノスタルジックに共感するところがあるのでは。
この映画で印象的なのは、乱入した警官にサイモンとリンダが引き裂かれるラスト・シーン。
そして、主題歌を始めとする当時の楽曲。
~印象的な曲~
・(主題歌)バフィ・セント=メリー「サークル・ゲーム」(作詞・作曲:ジョニ・ミッチェル)
・クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング「僕達の家」
・クロスビー、スティルス&ナッシュ「組曲: 青い眼のジュディ」
・クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング「ヘルプレス」
・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(カール・ベーム指揮)「ツァラトストラはかく語りき」
・レッド・マウンテン・ジャグ・バンド「フィッシン・ブルース」
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