ゆみモン

何処へのゆみモンのネタバレレビュー・内容・結末

何処へ(1964年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

残雪の東北平野。ローカル線の駅に一人降り立った伊能琢磨(高橋英樹)は、赴任する中学の事務官・石黒に出迎えられたが...。
教育に大きな理念を抱く若き英語教師が、東北の片田舎の中学に転任してから捲き起こす色々な事件をユーモアとお色気を交えて描く青春篇。

「坊っちゃん」の東北版といったところだろうか?
生徒と教師、教師同士、保護者と教師、管理職と平教師…の様々な問題に、伊能先生を巡る女性たちの恋の鞘当も絡んでくるコメディ青春映画。

時代錯誤的な部分もあるが、都会でも田舎でも、現代でも昔でも、本質的な部分は変わっていないようで面白い。

わかりやすい勧善懲悪ものではあるが、田舎の風景や言葉遣いの雰囲気がいい。

モテモテの伊能先生だが、その恋は実らなかった…というラストもいい。