ルール17、英雄になるな。
さまざまなゾンビ映画が作り出されてきたけど、このアプローチは新しくて楽しい。
たしかに、ゾンビ映画好きはもしもこうなったらどこに立て籠るかとか考えますよね。スーパーは食料が手に入るけど争いになる。ホームセンターは武器が手に入るが自分にとっても危険になりうるとか。
主人公の思考がかなり観客寄りなので、余計に面白さが増している。驚くほどのビル・マーレイへの敬愛を感じさせるのもなんだか笑える。確かに偉大。でも活躍させるわけじゃないのねっていう盛大なギャグ。
孤独に生きるだけならどうにかなるかもしれないけど、ひどい世界でもちょっぴりの勇気で挑めばもうちょっと楽しくなるということ。