まっつん

ゾンビランドのまっつんのレビュー・感想・評価

ゾンビランド(2009年製作の映画)
3.5
ファミリー向けゾンビ映画ともいえる非常にスタイリッシュな本作。疑似家族のロードムービーものであり、童貞青年の成長物語でもあります。

まず本作は主人公4人の魅力によって引っ張られている映画だと言って間違いないと思います。特に素晴らしかったのはウディハレルソン演じるタラハシー!!典型的なマッチョ思想野郎なんですがめちゃくちゃハマっています。またトゥインキー探しに躍起になっているという点もアホらしくてナイスです。

さらに主人公が編み出した「生き残るための32のルール」というのも目新しさはないですが、ルールだらけのゾンビ映画というジャンルにメタ的な視点を持ち込むということに成功していると思います。

ただ不満が無いわけではなくてですね....まず描写がかなりユルく感じてしまいました。全体的にゾンビ描写それ自体に目新しさはないですし、殺し方や殺され方に斬新さがないのはどうかと思ってしまいました。てか基本的に人があまり死なないんですよね。展開的に4人の中の1人は死ぬんだろうな〜と思って見ていたのでちょっと拍子抜けしてしまいました。