うさどん

クレイドル・ウィル・ロックのうさどんのレビュー・感想・評価

3.6
本日の巣ごもり鑑賞。
ミュージカル劇『CRADLE WILL ROCK(ゆりかごは揺れる)』の伝説的な初演に至るまでの実話を元にした群像劇。
ラストの初演のシーンが胸を打ち、心をつかまれる。
ラストに向け1930年代の大恐慌後の不況、経済不安、迫り来るファシズム、共産主義、政治、文化統制など社会事象の影が積み重ねられていくため、「わかりにくい」「退屈」な感じもするか、それら全て初演の舞台に収斂されていくと思えば2時間強も決して長く感じないはず。