テキサス・ロードを車で走行中の若者5人組が、殺人ファミリーの縄張りに入ってしまう。マイケル・ベイ主導による、ホラー映画を対象にしたリブート企画の一遍。
物語の時代背景はオリジナルと同じ。本編内でやっていることも、ほとんど同じ。レザーフェイスの持ち味がそれなりにコピーされており、納得のいく再現度と言えるが、引き戸のシーンが「ピシャーン!」ではなく「ガシャン」なところが残念。
ファミリーでは、R・リー・アーメイ演じるサディスティックな保安官がインパクト抜群。そして、個人的キーポイントとなるのが、車椅子の叔父さんの日本語吹替。なんと、日活ロマンポルノで活躍していたフェイバリット男優・益富信孝が声をあてている。
クライマックスの追いかけっこが冗長だとか、ヒロインの隠しスキルが予定調和だとか、色々と言いたいことはあるけれど、総合的には満足のいく出来栄え。ヒロインのびしょ濡れノーブラこそが絶対正義。