ロベールブレッソン鑑賞2作目
第二次世界大戦の1943年ナチスの捕虜収容所から脱獄しようとする1人の男の物語。
普通の脱獄映画だと仲間と協力しながら友情を深めたり、裏切られたりとあるがほとんどなく、スプーンで少しずつ壁を削ったり、ロープを作ったり静かーな映画でした。
ブレッソン特有の説明モノローグがあるのでドキュメンタリーを観ているような感覚に陥る。
そして主人公の隙のないような慎重さ。
何もかも完璧にして脱獄するリアリティがありました。
ブレッソンの「シネマトグラフ」には驚きました。
この主人公役の人は役者ではないらしいのですが、もしや本当に脱獄した人なんですかね?