タランティーノ長編3作目となる作品
いい意味でショボい作品だった
50万ドルを巡る男女の戦いが繰り広げられるというストーリー
冒頭で書いたショボいというのは色んな意味があってまず50万ドルというリアルにあったら超嬉しいけど、映画としては絶妙にショボい金額
そしてこんな奴らの計画上手くいくはずないだろっていうサミュエルLジャクソンやデニーロ、ブリジットフォンダのグダグダというか小物の感じ
そしてこのサイズ感なだけあってスケールといいアクションといいとても小粒な感じ
尺が長い割に派手なイベントが少ない作品なので僕も本作がタランティーノ映画の中ではそこまで人気がないのもなんとなく分かるんだけど、本作の本質はむしろこのショボさというか情けなさにあるような気はした
もうベテランの年齢に入りつつある筈の大人が崖っぷちの状況で奮闘する…これが明るい未来に向かって邁進するような定番の映画とはまた違った渋みのある魅力を醸し出していた
今見ても面白かったけど、また年齢を重ねてからもう一度見返したい一本でした