とらびす

ジャッキー・ブラウンのとらびすのレビュー・感想・評価

ジャッキー・ブラウン(1997年製作の映画)
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タランティーノ作品の中で、あまり繰り返し観る事のなかったこの作品。なんとなくなりゆきで観る事になったんだけど。

何年ぶりに観たかなー??
久しぶりに友人とね。

パルプ フィクション以来、いつになったら映画つくんだよ!ってずーっと待ってたの思い出します。当時、タランティーノは俳優業に専念してたみたいで(笑)記憶にあんのは、「ジョニー ディステニー」。これがとことんつまんなくてさー笑
もうそっち諦めて監督やれよ!ってイライラしてました(笑)

で、新作であるこの作品のニュースがきて複雑でね。大好きな監督クエンティン タランティーノの新作に、大好きな俳優ロバート デ ニーロが出演と。
んー、デ ニーロはスコセッシ作品のイメージが強いからタランティーノ作品に出ちゃうとどうなっちゃうんだろー??って。
だけどふたを空けてみると、デ ニーロはしっかりタランティーノ色になってて、その事にもかなり感銘を受けました。
当時、タランティーノとスコセッシってよく比較されたり似てるとか言われてたよね。でも全然ちがうよっ!って思ってて。
だってそうじゃん。いっしょなのはバイオレンス描写が多いって事だけで。そのバイオレンスの描き方だってまったく違う。スコセッシが川端康成なら、タランティーノは町田康(笑)。
スコセッシがモーツァルトなら、タランティーノはスヌープドッグ(笑)じゃない??

そして、この作品は唯一タランティーノオリジナル脚本ではないという事。
原作は、エルモア レナードの「ラムパンチ」。いわゆるパルプ フィクション(三文小説)
タランティーノが小さい頃、エルモア レナードのペーパーバックを万引きしたってのはあまりに有名な話。
今回、改めてこの「ジャッキーブラウン」って作品を観て、なるほどタランティーノがB級テイストにこだわるのがわかるし、それがB級映画にはならず、かなり質の高い映画に仕上げる天才である事を確認した感じかなー。

一緒に観てた友人が、「いっぱい死んだなー」ってため息みたいにつぶやいたのに一番爆笑しちゃったけど(笑)

ん?これ、映画のレビューにはなってないな。俺の思い出話になっちゃったけど(笑)


ま、いっか。
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