『ムーンライズ・キングダム』に懲りずに続けてウェス・アンダーソンを。やっぱりこういうきっちり計算されたポップな世界観なんだなぁ。鮮やかで温かみのある色使いとかキッチュなモノ使いが特徴的。コメディはコメディでも爆笑ものっていうのでなく、すごくシニカル、時としてシュール。家族それぞれのキャラは濃いと同時に無機質にも感じたり、不思議。本質はついていて「ま、人生なんてこんなものだね！」と軽く諭されてるみたいな印象を受けた。ものの哀れとか哲学とか深く追求せず、たまにスパイス（味変）として観たい監督かな…？
