実際にあったヒトラー暗殺計画をベースに「ユージュアルサスペクツ」のコンビが描く一本
今となってトムクルーズの相棒ともいえるクリストファーマッカリーとトムの初タッグだったりする
この手の映画を見るのは正直困る部分はある
何故ならヒトラーは暗殺失敗することを事前に我々観客は知っているから
最後のいわゆるオチの部分が分かった状態で2時間の映画(しかも恐らくバッドエンディング)を見なきゃいけないというのは意外とハードルが高いと思う
それでもブライアンシンガーなだけあって、アクションはない作品なんだけど全編に漂う不穏な空気感をもって最後まで観客を引っ張ってくれる
この作品を見ていて不思議だなと思ったのはヒトラーの出番が少ないこと
別にヒトラー自体は出てこない訳じゃないんだけど、暗殺計画を実行してからは姿を一切見せない
多分意図的にやってるとは思うんだけど、なんでだろう…？と不思議になった。トムの役所の目線で描いているからかな？
渋くて見応えのあった一本でした
