無影

ゴジラ FINAL WARSの無影のレビュー・感想・評価

ゴジラ FINAL WARS(2004年製作の映画)
3.1
割と評価低いですが、自分は『総進撃』を平成のCG技術を使ってリメイクした感じだなと微笑ましく観てました…笑。
良いなと思ったのは、まず北村一輝さんの大物ではないが小物でもない絶妙な悪役演技です。あとは単純に東宝怪獣がこの頃のCG技術でたくさん出てくるのも楽しかったです。ゴジラ百人組手も愉快でした。本当東宝特撮に対するリスペクトがあるないの線を行ったり来たりしてるんですよね…ヘドラとかの扱いはえっ!て思いましたが、ガイガンのリメイクの仕方とか隙あらば怪獣出してやろうという気概の感じられる布陣は良かったです。あとは、ゴジラがちゃんと強い。ゴジラはただ力が強くて熱戦はけるから怪獣王なのではなくて、ちゃんとそれなりに知性があるから最強なんだよなと再認識させられました。
悪いところはいくらでも出てきますが、特筆すべきは人間パートのアクションの多さとX星人の描写のチープさですかね。北村一輝さん自体は絶妙でしたが、X星人全体でみるとさほど脅威な感じがしませんでした。
それにしても、今の自分は2010年代以降に傑作が2本作られることを知ってるから微笑ましく観れましたが、これで終わりと宣伝されてた当時のファンの落胆たるや凄かったでしょうね…
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