おらが春

死国のおらが春のネタバレレビュー・内容・結末

死国(1999年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気自体は好きなんだけど、主要3人にあんまり感情移入できないのとちょいちょい納得できない部分があるのとでイマイチノれなかったな...

幽霊の映り込み方とかめっちゃ好きだった。特に途中で出てきたおじいちゃんの幽霊は嫌な映り方だった。
また栗山千明がひたすらに美しい。復活後、あまりの強さ(?)に抱きついた相手をベアハッグで最低でも瀕死にまで持ち込んでいくのがちょっとギャグっぽく感じて笑ってしまった。
死にかけの大杉漣も好き。

主要3人への感情移入がなんとも難しかった。比奈子はなんというかもうひたすら不憫なだけで、本筋の中では何もしていない。莎代里は母のエゴで復活されただけで割と被害者っぽくて退治に乗り切れないし、でも悪辣さも見えて助ける気にもなれないという。文也は「こいつ死ぬだろうな...」と思ってたら本当に死んでて笑ってしまった。2人から好意が向いているわけだけど、八方美人した挙句のあれなので、正味何とも言えない。
1番ムカつくのは序盤に出てきた同級生。陰口を本人に伝えてくるやつが1番性格悪いやつ。しかも陰口に同意してる口振りだったのがまたムカつく。

原作だと死者の復活がもう少し派手らしいので、ちょっと読んでみたい。
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