ちぇる

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのちぇるのレビュー・感想・評価

4.8
好きな映画更新しちゃったよ…

生まれ育った環境のトラウマから心を開けず、天賦の才を持ちながら仲間とのその日暮らしの日々を送るウィル。ある日その才能を見出され、著名な数学者のもとで助手をしながらセラピーを受けることになり…

これはよかった…本当にいい作品。
触れるもの全員を傷つける冷たいナイフのようなウィルが、徐々に心を開いていく様がじんと来る
どれだけ傷つけられても、目の前の傷ついた少年を見捨てず、彼の才能でなく彼自身に向き合ってくれるショーンの存在がどれだけウィルにとって救いだったか…it’s not your faultで涙が止まらなかった…本当にそうなの。それを心の底から、真っ直ぐに目を見て何度も伝えてくれる他者の存在、自分を丸ごと抱きしめて肯定してくれる他者の存在がどれほど必要か…ああいいシーンだ…

いいシーンで言えば序盤にショーンがウィルの本質を突くモノローグもめちゃ好きだった!表面的な賢さだけじゃなくて、奥底で鍵をかけられたウィル本人に向き合おうとしてくれる初めての人だったんじゃないか?
ショーンが奥さんとの馴れ初めを、出会いの詳細から日にちまで覚えてるシーンも良かったね…デカすぎる愛…最高…

ラストシーン、最高の連続でしたね
返事のないノック、セリフを盗んだ手紙、カリフォルニアへ向かうボロボロの車…
ベンアフレックの表情がもう涙を誘うんですよ…泣

利害損得なんて関係ない、ただその人の幸せを願ってあげられるってなんて素敵で大きな愛なんでしょうね…ああ観てよかった、本当によかった…

楽曲担当がダニーエルフマンでびっくり!序盤でお名前が出て声出た
ちぇる

ちぇる