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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのamouiのレビュー・感想・評価

4.6
複雑な人間心理を表すような不協和音のピアノ旋律から始まる。大学の掃除係として働くスラム生まれの天才少年ウィルが、セラピーを通じて自分の殻を破り、過去の心の傷を乗り越えていく映画。
ラストには爽やかで、切ない、けどじんわりとした幸福感が胸に広がる。
セラピストのショーンは、ウィルがまだ経験したことのない思いを色々伝えてくれる人。一人の相手とかけがえのない関係を築ける人物だからこそ、ウィルに対しても暖かく向き合えたのかもしれない。
君は悪くない、の有名な台詞ももちろんだけど、最後の彼の未来を応援する言葉も印象的で素敵。
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