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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちのleftのレビュー・感想・評価

4.3
大学の頃見て「まぁ普通」、と特別な感想は抱かなかったけど、10年経過して改めて見てみたら「めっっっちゃええやんけ!!!」

と今でもそうだけど、10年前の自分の映画を見るセンスの無さに脱帽しました。

全てが良い!!
魅せる脚本!!

役者もみんなよかった!!
バーのおっちゃんとか、大学の清掃部のおじさん2人とか。
そんな脇役までもよかった!

なんと言ってもロビン・ウィリアムスの素晴らしさよ
もっともっと演技を見ていたかった
まだ生きてたらどんな役、どんな演技を見せてもらえたのだろうか…

マット・デイモンの虚勢を張った孤高の天才の説得力よ
まだまだ半人前の少年?青年?を表情でちゃんと醸しつつ、内に抱えた重みを時折り見せる表情、素晴らしいです

そしてラストのベン・アフレックのあの演技は持っていったねー
その直後、そんな時も変わらないモーガン演じるケイシー・アフレックもいいし
それを静かに見つめるコール・ハウザーもまた尚良し
(コール・ハウザー最近見ないな、と思ったらまだまだ活動されてるようで何よりです)

この悪友たち最高だよなー
色々と粋だよ
さすがウィルの友達といったところ


「君だって完ぺきには程遠い
彼女だって完ぺきじゃない
だが問題は、君らが互いにとって完ぺきか」
劇中のロビン・ウィリアムス演じるショーンのこの言葉。
めちゃくちゃいい言葉だと思いました。
考えてみたらすごい特別なことでもないんだけども、スッと一つのセリフにした時の胸に染みるスピードがすごい

完ぺきな人間でなくても、欠点や癖すらも愛せる仲
そんな人が相手だったら、それは幸せ以外のなにもんでもないな
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