フクロウに惹かれて、毎度お馴染みハピネット「ホラー・マニアックスシリーズ」のBlu-ray版をジャケ買い。
精神科病院から逃げ出した殺人鬼が、劇場でミュージカルのリハーサルを行う一座を襲う――――。
監督は、イタリアンホラーサスペンスの巨匠ダリオ・アルジェントの"愛弟子"、ミケーレ・ソアヴィ。"愛弟子"というのはキャッチコピーなので実際にどうだったかは不明だが、キャッチコーピーに違わず、作風はダリオ作品に近似している。
特にBGMの選曲や使い方がダリオ作品そのもので、主張の強いプログレが印象的・・・はい、大好物です。(私の中では「イタリアンサスペンスホラー=ダリオ・アルジェント」という認識なので、楽曲に主張が強いプログレを好んで使用するのが、ダリオ作品の特徴なのかイタリアンサスペンスホラーの特徴なのか分からないのだが。)
ミュージカルの犯人役が着る衣装(フクロウの被り物)を身に付けた、元役者である殺人鬼が劇場で行う連続殺人ということで、殺人現場にはなんとも言えない"芸術性"が感じられる。さながら「リアル殺人劇」といったところか。
ダリオ作品が好きな人におすすめの一作。