ねこのみかた

蝿の王のねこのみかたのネタバレレビュー・内容・結末

蝿の王(1990年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大昔に観に行って、あの時も面白いと思ったけど、やっぱり面白かった。

飛行機が墜落して無人島に漂着した子どもたち。
誰も頼る大人はいない。
そんな中で自分たちだけで生き延びて行かなければならない。
当然リーダー的存在が現れ、そしてそれを良しとしない人間が現れ、いつしか派閥のようなものが出来上がり、そして対立が生まれ…これはもう人間社会の縮図だなぁ。

文明の中では理性で封印された人間の本性が、だんだんとむき出しになっていく様に背筋が凍った。
人が死んでも気にもしない、いずれ殺すことも平気になる…怖いな。

子どもは純真だからこそ残酷で、そこがまた恐ろしかった。