最恐の幽霊屋敷と呼ばれるエメリッヒ・ベラスコ邸の浄化を依頼された物理学者のバレットは、霊媒師二人と妻を伴って屋敷を訪れる。そこでは、咆える巨人と呼ばれたベラスコの霊が荒れ狂っていた。霊媒師のフローレンスは、ベラスコの息子の霊が捕らわれており、その霊を解放すれば浄化が可能と見て、遺体を丁重に埋葬した。屋敷は静まり、浄化が成功したと思われたが…というお話。
霊の存在を全く信じない物理学者と敏感に霊を感じとる霊媒師が協力して悪霊退治をするというストーリーが面白い。ベラスコの以外な正体にたどり着くまでのミステリー調の展開が見どころ。悪霊の退治法はｉｔの第2章が参考にしたのではないかと思うがどうだろうか。ベラスコが恐怖心につけ込んで人間を痛めつけるところはペニーワイズに似ている。
