オーウェン

ミラルのオーウェンのレビュー・感想・評価

ミラル(2010年製作の映画)
3.3
主演俳優を誰もチェックせず、監督のジュリアン・シュナーベルのみで見ることを決める。

「潜水服は蝶の夢を見る」のような演出を見ると、どうしても期待せずにはいられない。
自伝小説を映画化ということでまたしても実話作品。

イスラエル占領下のパレスチナに生きる4人のアラブ人女性を描く物語。
その4人のうちの一人ミラルを中心に、フセイニにナディア、そしてファーティマという女性の人生が関わってくる。

孤児という現状を受け入れてこその過酷な生活がここにはある。
でも今作は実話に足を取られ過ぎたのか、淡々と進む演出にはもう少し映画的脚色が欲しい。

でもシュナーベルには次回作も期待したい。
オーウェン

オーウェン