岐阜の首都

ランボー 最後の戦場の岐阜の首都のネタバレレビュー・内容・結末

ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

本作のランボーは異質だ。
アメリカから来た“おせっかいな侵入者”たちを静かにミャンマーへ送り、帰ってこないと遣わされた傭兵たちの後ろでそっと彼らを見守る。

1で誰も殺さない男として描かれ、2・3とどんどん過激になり、殺傷シーンも派手になっていったランボーが、ここへきて再び回帰したようにも思えた。映画じたいは無論より激しく残虐になっているが、ランボーの立ち位置は全てを静かに見守るようでもある。

全ての戦闘が終わり、焼け野原にたたずむサラとマイケルを遠くから見るランボーは、まるで「むやみに足を踏み入れるからこうなったんだ」とでも言いたげなような、それでいて全てを受け入れているような。

ベトナム帰還兵の哀愁の表しかたとして、本作の一歩引いた感じは1の次に優れていると思った。
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