このレビューはネタバレを含みます
異国の地で戦争のトラウマに苦しみながら世捨て人のように暮らすランボー。
という基本路線は変わらないのだが、ゴア描写にまったく手加減がなく、スタローンの哀愁が半端ないため、ある種の文芸性を獲得している。
いつもの『地獄の黙示録』感に加えて、『食人族』のような佇まいがある。
弓、爆破、スナイピング、拷問（とくに地雷徒競走）、火炎放射、ガトリング砲での無双、などなど、アクション映画で観たいものは全部見せてくれる。
マッドマックスと同等に語られるべき作品なのではなかろうか。
ラストでランボーはアメリカに帰還するが、だからといって彼の戦争が終わるわけもなく…
