この映画を純粋な気持ちで楽しめないことは、不幸に分類してもいいと思う。
これをTV地上波や映画館で観れていたら、絶対に受け止め方が違ったと思うもの。
ジャッキー、ユンピョウ、サモハンのトリプル主演、カンフースター三人衆が異国の地スペインでワチャワチャした厄介ごとに巻き込まれる。
基本的にはマジでそれだけで脚本がお粗末極まりない。
廻りまわって、精神病院に入院している親父と、伯爵の弟の陰謀が繋がってる構図なのに、ここまで明かすタイミングも悪い、感心しない筋書きは初めてで、めっちゃ粗ばっか追ってしまう。
でも画力の華は流石にすさまじい。
中盤がとにかくつまんないけど、広場での大立ち回りがある序盤と、終盤の城での大立ち回りは圧巻。
ジャッキーVSベニー・ユキーデは語り草になるの凄い分かる。
ユキーデ、経歴を考えれば強くて当たり前なんだけどジャッキーとの闘いぶりを見るに「あっこの人マジで強いな」って流石になる場面がかなりある。
終盤の三人それぞれの闘いだけでも、観る価値あり。
自分にとってはそれだけだった気もするけれども。
