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ハーレクィン
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『ハーレクィン』に投稿された感想・評価

3.7
ヘドが出る?
それが「権力」の臭いだよ!

腐敗した権力に立ち向かう謎の男グレゴリーと彼の人柄と力に惹かれていく家族の不思議な絆を描いたサイキックホラー。某スーパーヒーロー映画とタイトルが微妙に似てるけど、もちろん何の関係もありません。でもこちらも別方向でのスーパーヒーロー映画!

白血病で余命幾ばくもない少年アレックスを不思議な力で治してしまった謎の男グレゴリー。母親は信頼を寄せ、もちろんアレックスも彼に懐き、グレゴリーは家族の中に入り込んでくる。グレゴリーの存在を快く思っていない父親ニックは、謎の死を遂げた副総督のポジションをかけた政治的権力争いの真っ最中で、家族との触れ合いはほとんどない。だから尚更グレゴリーは家族内へと入り込む。そして彼の本当の目的が明らかになり…。

あの『パトリック』の脚本家なだけあって、サイキックの扱い方が面白い。自身を道化師だと自称するグレゴリーが本当にサイキックなのかどうかを絶妙な加減で煙に巻くバランス感覚が面白く、本当の道化師は誰なのか、そして真の道化師が如何に怖いのかという根底テーマを炙り出すための装置としても機能する。本作は道化師vs道化師の戦いを描く、ある意味でのサイキック映画でありながら、その戦いがそのまま虚構vs現実へと直結することで、現実の強固さ・理不尽さを強烈に訴えかける。

更には『パトリック』的サイキックを誕生させてしまう要因ともいえる家族の愛情の不在を物質的豊かさとリンクさせて描き、そこから父性の不在の穴を埋めることで(こちらも病気からの回復という表層とリンクして)笑顔を取り戻していく子どもが備えつつある能力には『パトリック』と違い、希望を感じざるを得ない。

そしてそれは反骨精神として次代へと受け継がれていく。その子どもの父親であり、権力争い真っ只中のニックに国あるいは人の未来の行く末を担わせ、内面的「天使と悪魔」の葛藤的なバトルが様々な意味での複合的な希望へと昇華させる脚本のうまさが光ってた。

サイキック映画としても、炎が出たり、口から雷出したり、浮遊したりと見どころあり。一瞬人外なんじゃないかと思わされるグレゴリーの意思の強さと執念は、彼が身に纏う衣装やメイクと相まってロックな代弁者としての非現実さを醸し出していて、そういうとこも好き。なんか見たことあるなと思ってたら、『ジャンボ墜落/ザ・サバイバー』だった。

タイトルでTwitter検索したら、結構な数の人が本作のタイトル呟いてて、「そんな人気なん?」ってなったんだけど、多分『ハーレイ・クイン』のことでしょうね。英題は全然違うんだけどね…日本語難しい!😂
HK
2.8
ヘミングス、パウエルというカルト作『ザ・サバイバー』(81)の監督主演コンビによるオカルトミステリ。脚本は『パトリック』(78)のE・D・ロッシュ。時期副総督の座を狙う政治家ヘミングスの息子は白血病で余命幾ばくもなくカーメン・ダンカンの母親は涙に暮れていた、ところ、神霊治療師称するパウエルの魔術師現れ家族を混乱に陥れる。まさしく奇妙な味としか言えない作品で(パウエルの正体は鳥かも知れない)、この頃の豪製映画がいかにユニークかを証明している。デ・ロッシュの脚本作では、やはりヘミングスが監督した『湖の秘宝と謎』(81)という作品が観たいが未ソフト化。