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闇の列車、光の旅のaaaakikoのレビュー・感想・評価

闇の列車、光の旅(2009年製作の映画)
3.8
救いようがなかった…
みんなわかってることだけど、やはり人は神のもとに平等ということはなく、生まれた場所である程度生き方が決まってしまう。
わたしだってこの国に生まれていたら、どうしていたのか。たまたま日本に生まれたっていうだけで、物が多いとか仕事がイヤとか文句ばかり言ってる自分を恥じてしまった。

ただそういう感慨とは別に、カスペル、サイラ、それからスマイリー、それらの登場人物が、97分という短い時間の中で詳しい説明もないのにちょっとした行動や周囲の大人たちの態度などで彼らの境遇がわかり、感情移入できるように描かれていたのはすごいと思いました。
内容は重いですし、実際こういった境遇で苦しんでいる方々には失礼な言い方かもしれませんが、映画的にもとても面白かったと思います。
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