ぶらり途中下車の旅・メキシコ編
「お~や、おや!」
故・滝口順平さんのナレーションではのんびり過ぎるでしょう、極めてシリアスで重い彼等の列車旅でした。
そもそも、列車には客室というものがあって、貨物列車の上に這い上がるものではない、といってもやむを得ないお国柄、余所からとやかくは言えません。
我が身を、この場に置いてみたいとは決して思わないのですが、でも、此処ではない何処かへ!と今いる場所を旅立つ想いには羨望を感じます。
夜のシーン、灯りと煙をバックに映る列車は、まるで999のようにも思えました。