しゅん

サスペリアのしゅんのレビュー・感想・評価

サスペリア(1977年製作の映画)
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実に馬鹿馬鹿しいホラーでありながら、視点を反転させると無垢なアメリカ人がヨーロッパの歴史を崩壊する話になっているし、冒頭の「アッシャー通り」は結末を予告しているで、しっかり筋が通っている。学園の連中も可愛すぎるジェシカ・パーカーもどちらも恐ろしいよ。筋が通ってるからこそ、開かれた心臓、ワイヤーだらけの部屋、突然の上空カメラの挿入から感じる美意識の強さを信頼できる。ゴブリンのうるさ過ぎる音楽も当然愛せる。
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