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『二十七人の漂流者』に投稿された感想・評価

4.3
脚本家リチャード・セイルによる短編小説(1938年)が原作。原作者自ら脚本と監督を務めて映画化(1957年)。タイロン・パワー主演。
イギリス映画。

○イギリスでの原題:Seven Waves Away
○アメリカでの題名(日本における邦題のようなもの):Abandon Ship


1970年8月29日にテレビで鑑賞。
非常に印象に残る映画だったのでもう一度観たいと思いずっと探していた映画。
しかし再放送も一度もなく配信でも見かけたことがなかった。題名も不明で検索をかけたりしてずっと探していたが分からず私にとっては幻の映画だった。

映画に詳しい知人と『ミスト』について議論していてこの映画の事を例に出したら思わず映画名が判明。著作権が切れたからYouTubeで見れるよと教えてもらい55年ぶりに視聴。(英語音声のみ。英語字幕または自動翻訳に切り替えて視聴できます)
https://youtu.be/EDacHinRf_M?feature=shared


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【⚠️ネタバレあります】
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世界1周の豪華船が、深夜、大西洋上で機雷にふれて沈没した。1等航海士のアレック・ホームズ(タイロン・パワー)は恋人で船の看護婦ジュリイ(マイ・セッタリング)と互いの無事を喜び合った。その2人の眼に1隻のボートがうつった。やっとたどりついたボートにはすでに沢山の人がしがみついて恐怖におののいていた。

間もなくダロウ船長はホームズに指揮を託して息を引きとった。いがみ合う人達を前に、ホームズは自分の命令に従えない者はボートから降りるよう言う。その矢先ふかが来襲。生き残ったのは27人だった。

それでもボートの定員を大幅に超えていた。ボートに乗っている人数を減らすべきだと云うフランク・ケリイ(ロイド・ノーラン)の言葉で、誰を残して誰が犠牲になるのかの議論が起こる。

女子供が優先されるべきというもの、いや女子供ではオールを漕げないから強い男が残るべきというもの。その意見には合理的な考えからの者もいれば、自分が生き残りたいだけというエゴが見え隠れする者もいた。


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【⚠️⚠️この後ラストまで完全ネタバレします。】
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話し合いは一向にまとまる気配はなくホームズは決断をする事になる。

全員ただ死を待つより、何人でもいいから強い者だけが残って、弱い者はボートから去るべきだ、ジュリイの愛を失ってもそうしなければならないとホームズは決断する。

やがて嵐が迫って来た。彼は考えを実行に移す。まず意識不明になったスペンサー夫人がボートから降ろされる。それに反対して自ら海中に飛び込む者。ホームズに反抗して射殺される者。

1人減り、2人減りして15人が残った。今度は自分が殺されるのではないかという疑念が人々の心に芽生え恐怖に駆られる。

ギャングのファロンはホームズと口論となり射殺されるがホームズも腕を負傷する。

嵐が静まりあとは助けが来るのを待つだけだというホームズに航海士はおかしな様子を見せる。地上への連絡をする係の彼は爆発で身が危なくなり救難信号を出していなかった事が明らかとなる。

救助は来ないのだ。一番近いアフリカまででも凄く離れた場所にいたので皆に絶望が走る。

負傷したホームズは自分はもうオールを漕げないから今度は自分が去るべきだと言う。

率いる者がいなくなっては困ると皆が止めるがクラーリイに後を託してホームズは海に飛び込む。

ジュリイとクラーリイは直ぐに飛び込んでホームズを助けた。その時汽笛を鳴らして霧の中から油槽船が近づいて来た。END



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【感想】
これを初めてテレビで見た時私は中学1年生の夏休みが終わる頃だった。

衝撃の終わり方に暫く呆然とした。

もう少し早く船が現れていれば…。
嵐さえ来なければ…。
後になってみれば何とでも言える。しかしその現場では船がいつ来るのか分からないし、嵐がどの程度酷いものになるのかもいつ終わるのかも分からないのだ。

自分があの場所あの立場になったらどうしただろう?どうする事が正しかったのか?

あの状況でホームズが決断しなければならなかったのは理解が出来る。嵐が来れば定員オーバーのボートはひとたまりもなくひっくり返ってしまうだろう。そうすれば誰も助からない。

それでも誰かを犠牲になんて出来ないと言った人の気持ちも分かる。あの状況でも善意と言うものを失わなかった人も素晴らしい。

それでも助かる人を助けるべきだというのも真理だろう。

賛成したものも反対したものも最後には誰もが納得した結論だった筈だ。そしてみんなで決行した。誰もホームズを責めることは出来ない筈。

1週間漂流した後救助されれば彼は英雄だっただろう。

でもしかしその後直ぐに船が近づいてきたのだ。そして助かったとなるとどうだろう?

彼は人殺しと言われかねない。罪に問われるかも知れない。その時皆は彼の弁護をするだろうか?彼に助けて貰った者たちですら彼を庇うのではなく、自分は止めたんだとか言い出しそうだ。

どうするのが正しかったのか、ずっと考え続けたが未だに答えが出せないでいる。

あの映画は何をいいたかったのだろう?

最後まで諦めるななのか?人間は自分勝手で不条理なものであるなのか?未来は読めないなのか?助け合う事や自己犠牲は尊いなのか?

4ヶ月前まで小学生だった小さな女の子に生涯に渡って印象を遺した映画であったことだけは間違いない。
機雷に当たり数分間で沈没した豪華客船。

生き延びた人々は1隻の救命ボートに移るが、嵐が迫る中で多くの人が乗りこんだことから、このままでは全員が助からない。
ボートのリーダーとなった一等航海士のアレック・ホームズは、ボートに乗るフランクの言葉から強者や未来ある者を残し、弱者は海中に降り犠牲になってもらうという苦渋の決断をすることとなる。
リーダーのタイロン・パワーの犬は食料になるからボートに残し、怪我をして助かる見込みが無い者は捨てて行く…最後は?

映画に食い付き最後まで楽しく観る事が出来ました。
エンド・タイトル前にこの映画が実話だったと知って…まあ、ある程度盛ってる部分も有るとは思いますが、確かにアレック(タイロン・パワー)の取った行動は正しかったのかな?が、観てる自分にも問われた映画でした。

ある方のお陰で観る事が出来ました。感謝します。
英国名 Seven Waves Away
米国名 Abandon Ship
米国名 Seven Days from Now

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1841年のウィリアム・ブラウン号事件を元にした話