似太郎

天使の恍惚の似太郎のネタバレレビュー・内容・結末

天使の恍惚(1972年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

【もう、我慢出来ない!】

うーん。いま観ると当時の赤軍の状況がどれだけ切迫してたか理解に苦しむが、前作『赤軍P.F.L.P/世界怗争宣言』で直接パレスチナに飛んだ若松&足立コンビの異常な程の熱量、というか狂気じみた「怖さ」が全編に渡ってムンムンだ。ラストは爆弾魔(本物)が国家議事堂までトコトコ歩いて行くところで終わるし…。😅

当時これを劇場で観たら本物の過激派に囲まれそうでそういうヤバい雰囲気自体は、さすがだと思います。いま観たら単なる時代劇でしかないけど…。やたら爆弾をボンボン投げるので最早ボンバーマン映画とも言える怪作だ。浅間山荘事件前の公開という点も実にタイムリー。見応えアリ。
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