Tai

愛と青春の旅だちのTaiのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
3.7
青春は人生の成長剤ですね。

午前十時の映画祭ファイナルにて!

全くの初見で知らない作品だったのですが、タイトルと同名の主題歌はよく知ってる曲でした。
昔、洋画ベストアルバム的なのを買った時に収録されていた楽曲で、よく聴いてたものです。
やっぱり、名作というのは後世に何かと影響を与えているもので、こうして後で気がつくとその価値が再発見できるというのが面白いですよね。
しかし、こんな内容だったのか…

朝、気怠そうに目覚める主人公ザック・メイヨ。
振り返るとベッドには裸で抱き合い眠る男女が。
眠る男の方はザックの父親。
もう、冒頭から性の乱れが凄まじいんですよね。
そこから振り返るザックの過去の乱れっぷりときたら、これ海軍ダメだったらマフィアになってしまうんじゃないかという程。
まあ、ほぼほぼチャンポランそうな父親が原因な訳ですが…
そんな感じで色々と歪んだ感じのザックが父親と同じ海軍の士官学校へ。
厳しい訓練の中、友と出会い、心踊る女性と出会い、ザックのこれまでが徐々に変化していき…

原題の「An Officer and Gentleman」が英帝国海軍由来で米軍でも受け継がれた「士官としてだけでなく、紳士としても相応しい行動を心がけるべし」という意味だそうです。
まさに、紳士とは程遠かったザックの成長記にピッタリな言葉ですよね(´∀`)
でも、これは邦題も悪くないと思います!

性に対しがねじ曲がったイメージを持っていて、少し異性を見下していたかのようなザックが、少しずつ変化していくのは「こうなっていくんだろうな〜」と思いながらも、最後まで楽しめました。
というか、最後の方は本当に卒業できるのか結構ドキドキしましたね!

愛と青春を通して、独りの男を紳士へと成長させる物語。
ベタな展開と思われる部分が多々ありますが、こうした青春もたまに憧れますね(*´∀`*)b
Tai

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