なちゅん

愛と青春の旅だちのなちゅんのレビュー・感想・評価

愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)
3.8
なんかいいなあ。ストーリーがシンプルでドラマチックで良い。
ただのひとときの恋ではなく、アツいだけの友情物語ではなく、責任の所在とか息のしづらい環境とか、そういういま見ても時代錯誤にならずOldiesなだけじゃない背景が描かれてて、だから古臭さみたいなのが感覚的に無いのかなあと思う。候補生を詰る台詞とか、今だったらコンプライアンス的にも人道的にもアウトだし、そういう意味では時代を感じもするけど、描かれた若者の姿は今とそう大差ないんじゃないかな。
シドは悔やまれるなあ…幸せって難しいよなあ。この人と幸せになりたいって言ったって、向いてる方向がちょっと違うだけで地獄を見ることになるもの。

修了の帽子を投げるシーンからのあまりにも有名なクライマックス。絶対起こらないけど憧れてしまうな。
若かりしリチャード・ギアが格好良い。
なちゅん

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