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ジャグラー/ニューヨーク25時のnyakoのレビュー・感想・評価

4.3
妻と離婚後、娘と二人暮らしの仲良し父娘。
その日は娘の15歳の誕生日。
サマースクールから帰ったら誕生日をお祝いしようと約束してたのに、突然目の前で謎の男に娘が攫われてしまう。
だがしかしパパは元警官!めちゃくちゃスタミナモンスター。
邪魔ばっかりする警察だけに任すことなく、身を挺して犯人を追いかけまわす!

『フレンチ・コネクション』を彷彿とさせるカーアクション。ニューヨーク中の車がボッコボコ。
この主人公が元同僚の刑事から恨みを買ってたり(ダン・ヘダヤ演じる刑事がとにかくしつこくていい味!街中でも銃バンバンブッ放す)、
白人憎しのちんぴらたちに追いかけられたりと、とにかく邪魔ばっかりされる展開もまたスリリング。

捨てる神あれば拾う神あり。
主人公を助けてくれるキャラもユニーク。
犯人の車を追いかけてくれたNYタクシーの運ちゃん(マンディ・パティんキン)が言ってたプエルトリコ500。
気になって検索したけど、ほんとにあるのかな?
(「500人がクロトナ公園に集まりスタートして、盗んだ車でニュージャージーに最初に着いた奴の勝ち。さあこっちのもんだ!」)
この運ちゃんがマシンガントークでおもしろい。

舞台となるのはニューヨークでもA面ではなくて、B面な世界。
物騒な雰囲気漂わせるサウス・ブロンクスや、コインの覗きヌード部屋。このヌード部屋でのじれったいやりとりもなかなかイライラしつつも面白い。
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