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優雅な世界のnのレビュー・感想・評価

優雅な世界(2007年製作の映画)
4.4
これは傑作でしょう。

主人公の男はヤクザという職ゆえに世間の風当たりも強く、生活も苦しい。妻と娘からも辛く当たられ、家庭にも居場所がない。
そんな中、ヤクザ組織の内部でも、主人公を良く思っていない、ナンバー2の男によって主人公のもとに刺客が送り込まれ...

家族に認められない親父の悲喜こもごもと、ヤクザ内部の流血の争いの物語が絶妙に組み合わされている。
キャラクターの強さと、プロットの面白さ、という強さを持った映画。
マフィアというイメージだけで、見境もなく一般人に危害を加えるという、全くリアリティのなかった「マラヴィータ」はこれを見習うべき。

暴対法でギチギチにされてる日本のヤクザに置き換えて作っても、普通にヒットしそう。
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