ゴリラリラ

マレーナのゴリラリラのレビュー・感想・評価

マレーナ(2000年製作の映画)
3.8
戦争に翻弄された絶世の美女。
街の誰もが振り返る。
男たち、女たちの彼女に対する目線
カラダ、特にヒップ、
噂話、陰口…
そんな中を颯爽と歩いていく。
27歳の未亡人。

その容姿を目撃し、男として例に漏れず、性に目覚めた12歳の男の子が夢中になる物語。
もう、追っかけ、ストーカー(^^)

職もなく、その美貌を活かしてナチの娼婦になるのだか、赤毛に染めたその変貌ぶりが素晴らしい。お見事。
今見たって男はメロメロになるでしょう。

戦争が終わり、手のひらを返したようなアメリカ迎合の中で、彼女は街中で女たちから集団リンチをうける。
えげつない。
サディスティックな男にはたまらない画ですけど。

最後、戻ってきた彼女に少年が声をかける。
そりゃもう、生涯忘れられない女でしょうよ。