ふじこ

パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たちのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

海賊エンタメアクション。

今作の良いところは、”呪われたアステカの金貨”に起因する、1枚でも使うと死ぬことを許されなくなる体になってしまうってところ。月の光の下でのみ本来の姿が顕になり、最早ほとんど骨になってしまった体で食べても飲んでも女を抱いても何一つ満たされぬまま永遠に彷徨うことになる。
この設定が好き。
現代に於いてだったら、映画やドラマを観たりゲームをしたり、余暇を楽しむ娯楽はたくさんあるけれどこの時代に3大欲求全てが砂の味になってしまうのは辛いだろうなぁと思いつつ。
町を襲って金銀を手に入れても、その使い道が虚しいだけ。つらい。

最大の見せ場は、その体を利用したねぐらの外に待ち構える海軍の船に”歩いていく”ところ。死んだ体なので海の底を歩いて相手の船まで辿り着く。ここが一番いいねぇ~ってなったなあ。

その他はまぁ、恋愛要素とかありがちなものばっかりでもっと海戦を楽しみたかったなぁって。
でも元からエンタメとして作られてるっぽいからしょうがない。

あとメインテーマ曲が格好良く耳に残るのは久し振りだと思う。
数十年ぶりに聴いても あぁ~!ってなる[ ジュラシック・パーク ]や[ インディ・ジョーンズ ]みたいになるかな~
ふじこ

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