子供の頃、数十回は観ましたが大人になって観ると新たに色々気付けた映画です。
とても重い話なのに子供も観れるようエンタメに昇華していて凄いです。
狸とコメディタッチな絵で隠れていますが、滅びるしかない者たちの生き方が丁寧に描かれています。
玉砕覚悟の強硬派の権太たち
死に救済を求めた禿狸たち
上手く馴染んだように見える正吉たち
将来を割り切り楽しく生きているが滅びるしかないぽん吉たち
ハッピーエンドのように締めくくりますが結局何が正しかったのかわからないし何も解決しないまま。
それでもとりあえず親しい者と生きていく様がこれぞ人生と感じました。
ちょっと眠くなるシーンはありますが、ぜひ観てもらいたいです。