あくとる

プロメテウスのあくとるのレビュー・感想・評価

プロメテウス(2012年製作の映画)
4.0
我々の創造主は素晴らしいというあらゆる宗教で語られている定説を真っ向から否定して見せる挑発的なテーマ。
リドリー・スコットらしいヴィジュアルのこだわりで常に画が楽しく退屈しない。
テクノロジー描写にワクワクする。
ただ、大半の登場人物が科学者なのにやることなすことポンコツで、警戒心がなさ過ぎるのがもはやギャグの領域だったりツッコミどころは多いだろう。

ラスト申し訳程度にしか出てこないエイリアンしかり、本作をエイリアンシリーズとして観ると期待していたのと違うとなりそうだが(特にエイリアン2が好きな人)、一作目のSFホラー感が強く出ているので自分はとても楽しめた。
どうみても女性器な禍々しいデザインの生理的不気味さ。

久しぶりに観直してキャストの豪華さに驚いた。