しがい

プロメテウスのしがいのレビュー・感想・評価

プロメテウス(2012年製作の映画)
3.9
これ、1作目を観ていればめちゃくちゃ面白いやつじゃん。
初めて観た時は(情弱ゆえ)エイリアン関連作品とも知りませんでした😅タイトルの出現仕方からしてオオ!っとなります。
個人的に、2〜4の単なるパニックホラーと化したエイリアン作品よりも生命の神秘や張り詰めた緊張感を携えた1作目が圧倒的に好きなので、監督リドリー・スコットであの雰囲気が蘇ったというのが凄く素晴らしいと思います。

ストーリーは翻って1作目の前日譚となりますが、スペースジョッキー(エンジニア)が再登場し、人間やエイリアンの起源が明らかになります。
新たに驚くべき事実が設定されたことでファンの賛否も分かれたことでしょうが、わたしは断然“好き”側でした!

まず、宇宙生物への解釈が好きすぎます。
人間が勝手に期待する「宇宙人との友好関係」みたいのが、エイリアンだけでなくエンジニアにおいても裏切られるのが個人的はすごくグッときました…SF世界というのは真正直でファンタジックな人間の想像が及ばない世界であるところが真なるロマンではないでしょうか?!
あとエイリアンの元になるやつが、逆にモダンタイプの造形ではなく“タコ型”なのが良い。🐙(笑)
ストーリーには謎も多いですが、設定の「後付け」感は感じられず、かえって伏線回収かのようにスッと受け入れられました。まぁ細かいことまでは分からない頭なので←

シリーズではお馴染みアンドロイドの描かれ方も非常に好みでした。人間から差別的扱いを受けつつも自身は忠誠的に振る舞っていて、しかし内心は何を感じているのか分からない。怒りなのか、悲しみなのか、それとも本当に何も感じないのか…というミステリアスさ。萌える。

ラストではエンジニアの星に目標を定めますが、それはコヴェナントに繋がるのか??情弱ゆえ何も知らないので観るのが楽しみです♪ )^o^(
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