クリスチャンベールのデビュー作。JGバラードの実体験に基づく戦争小説をスピルバーグが映画化。内容的には日本人にとってきわどいため、あまり話題にはならなかったですが、ガッツ石松や伊武雅刀も出演してます。上海事変とか歴史の教科書を思い出して‥私たち中国でひどいことをしてきましたからね。とても複雑な気分です。
それはさておき、戦闘機が捕虜キャンプのすぐ横を通るシーンなぞはもの凄い迫力。当時12歳だったクリスチャンベールは演技しながらちびりかけたそうです。戦後初めて中国で撮影されたハリウッド映画らしく、大量のエキストラを使ってモノホンらしいエネルギッシュな雰囲気があふれています。上海のエキゾチックな街並みも素敵。
戦争映画としては中立的で真髄のところを捉えているとてもいい映画だと思いました。