ショウブラザーズ離脱後のジミー作品なので「片腕ドラゴン」みたいなトンチキアクション映画かと思ったら
ビックリするくらいストレートに良い映画でした

ひょんな事から密書を手に入れたクソガキくんと一緒に旅をする槍の達人ジミーさんのおはなし

タイトルに必殺剣とあるけど剣は敵とライバルキャラしか使いません
この槍アクションが想像を越えて良かった
ジミー映画で純粋な殺陣のクオリティだとトップレベルかもしれない

対する敵も剣だけじゃなく謎の鉄球、三節棍、蛇腹剣など面白武器が出て来るのも嬉しいし、序盤から活躍する中ボス役のロンフェイも最高！

「座頭市/血煙街道」ライクな達人とクソガキの珍道中も楽しいしクライマックス20分近くの大激闘もめちゃくちゃ熱いし激渋なラストとクソカッコよくて
全部見た訳では無いけどもジミー映画の最高傑作だと思うので円盤化してください

この週の日活は、ロマンポルノはお休み。日活が海外から買い付けたクンフー2本と、イタリアのモンド映画の3本立て。
本作は71年の台湾時代劇。「片腕ドラゴン」のジミー・ウォングだから買ったのだろう。ジミー・ウォングは槍の名人、反元義士の名簿を持つものを追ってから守ることになったジミー・ウォングの活躍。監督は「用心棒ドラゴン」のカオ・パオシュ。