佐々木

クレイマー、クレイマーの佐々木のネタバレレビュー・内容・結末

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

最初お母さんが出ていってビリーが明らかに落ち込んでるのが見てて辛い。
チョコアイス食べちゃダメって言われてるのに食べて喧嘩になってそのあとお互いに謝って仲直りして…の流れが好きすぎる。
テッドがビリーにお母さんが出ていった理由を話して聞かせるシーンがめちゃめちゃ良い。
裁判のシーンがもうずっと苦しかった。なんかもうこういう、面接みたいなの嫌いだから見てて心臓がドキドキした。
裁判が終わってエレベーターのとこでジョアンナがテッドを呼び止めた時、もしかして何かここでやっと2人がちゃんとした"会話"をするんじゃないかと一瞬期待したけどダメだった。
2人にもっとじっくり会話をしてほしいと思ったけど、あの喫茶店でのテッドの態度(ワイングラス割るやつ)を思うと、難しいか…と思った。
ラスト、え、もしかして…もしかして!!と一瞬期待したけどヨリ戻らなかった。
もうなんか、ジョアンナ、離婚はしてるけど、全然普通に頻繁に家に出入りしてさ、みんなで一緒にご飯食べたりビリーと遊んだりとかしたら良いのでは?ダメ?
人間って自分の意思と違う行動を取り続けてると本当に気が狂うので、色々相談したいことあるのにテッドからずっと無視されて、"俺の理想の奥さん"の役を押し付けられ続けたジョアンナは本当に辛かったろうと思う。やりたいこと(仕事)をやりたい気持ちもビリーを愛する気持ちもどっちも本物で、板挟みですごく苦しんだと思う。
人生って何…?
ビリーが元気で幸せだったらもうなんでも良い…。
佐々木

佐々木