独身の頃と観るポイントがまったく違う点では、今また新しい視点で観ることが出来て面白かったかも。
ダスティンホフマンが、バリバリの仕事マンでちょっとせっかちで視野が狭くて家庭に疎い父親役にハマってる。母親が出ていってから不器用ながらも息子との関係を構築していく過程が微笑ましい。
そして子供を置いて出ていったはずのメリル・ストリープ登場。離婚てだけでも死ぬほど体力使うのに、そこへ来て親権争いで裁判沙汰にもつれ込む。。見てるだけで疲れちゃう。
子役の男の子がリアルで、自分の子みたいに思えてきて、可愛くて切なくて胸がキュンとした。こんなかわいくていい子を泣かしちゃダメよね。
一人の女として葛藤があって、自分の人生を選んだのだろうけど、最後は父母として二人で子供にとって最良の選択が出来て少しほっとした。大人が思うより子供はたくさんのことを思って、抱えて、傷つくものだから。
良いとか悪いとかじゃなく私は子供置いて絶対に出てはいけないなぁ。。夫は置いていけてもf(^_^;
良くも悪くも血の繋がりって理屈じゃなく強いものだから。母親って理屈じゃなくて本能なんだよね。この映画の母親は、子供は一旦置いといて理屈でものを考えていて、個人的には嘘っぽく感じた。頭の回転の良い女性なんだろうけど、都合が良くて共感出来なかったな。
こんな形で家を出ていって、戻ってきたと思ったら夫から親権を奪って、そのまま子供を連れ去ってたら、私なら自分のこと嫌いになるなー。このラストでよかった。