烏丸メヰ

クレヨンしんちゃん オタケべ!カスカベ野生王国の烏丸メヰのネタバレレビュー・内容・結末

2.7

このレビューはネタバレを含みます

環境保護団体が市政に食い込む春日部。そんな中、しんちゃんが手に入れた謎の飲み物を飲んだ両親に異変が……。

環境問題をライトに切り込みつつ、それでも悪役の動機を“下らなさ”に抑えた所に好き嫌いが別れそうではあるが、そのテーマよりも
「キャラクター達が様々な動物になる」
という騒動を色々な面白さで描いたハイテンションさが賑やか。

自然の為に人間の動物化を掲げる悪役の「動物化」した姿が「動物として不自然」である事、動物に成り果てても親は子を思う事(母性が動物的本能という事なのか、母性が獣性に勝ったという事なのか、どちらの解釈でも面白い)等、(これは私が変に大人の目線で観てしまっているからなのか)印象的なシーンも。
(劇伴がちょっとドタバタコメディにはミスマッチかなと思ってしまったのも、童心で観れてないがゆえなのかも)

私は『クレヨンしんちゃん』の映画の個性として『ドラえもん』と違い、子供だけの冒険でなく、大人だけのパートも描くところがいいな、と思っている。
烏丸メヰ

烏丸メヰ